東京労働局の定期監督概要のざっくり分析

今回は、「東京労働局の定期監督概要のざっくり分析」です。

厚生労働省東京労働局より、7月13日に、平成27年の定期監督等の実施結果が公表されました。

http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/news_topics/houdou/2016/_122180.html

東京都の定期監督事業所数の推移は、以下の通りです。

平成23年度 8,659件 → 71.0%の違反
平成24年度 8,964件 → 72.2%の違反
平成25年度 9,304件 → 71.1%の違反
平成26年度 7,570件 → 72.8%の違反
平成27年度 8,871件 → 75.7%の違反

建築工事現場には一斉監督が年2回あるようですが、ざっくり、8~9千件が1年間の定期監督数です。

総務省統計局が発表しています、平成26年経済センサス‐基礎調査から、東京都事業所数を見ますと、728,710です。

全国で4名以下の事業所数の割合は、58.2%なので、東京都の事業所数にあてはめると、5名以上の事業所数はざっくり304,600です。

平成26年度の定期監督事業所数と5名以上の事業所数での割合は、

ざっくり2.5% 100事業所に2~3件が定期監督を受けています。

10名以上の事業所を対象とした場合は、100事業所に4~5件です。

非常にざっくりした数字ではありますが、100事業所に2~3件、4~5件を、多くみるか、少なくみるか・・・。