システム部門での初期設定は難しい

クラウドで提供されるシステムの導入はシステム部門が対応するのが一般的だと思いますが、勤怠管理システムの場合は少し異なります。

 

勤怠管理システムの初期設定には、システム部門が容易に対応できる社員登録やワークフローの設定も含まれます。

しかし、設定の肝となるのは、労働時間や残業時間の計算、休日勤務や代休、振出振休、遅刻早退処理、休暇管理など、勤怠管理の業務の詳細が分からないと設定できない内容です。

その為、勤怠管理システムの初期設定は、実務担当者でないと難しいのが現状です。

 

勤怠管理部門の責任者が対応する場合でも、日々対応している詳細が把握できていないと、細かい処理などに抜けが出てしまいます。

さらに、実務担当者は、現場の状況(打刻忘れが多い、申請が出ない)も把握できる為、現場の実情を考慮した検討が可能になります。

 

勤怠管理システムの検討や導入は、勤怠管理の実務担当者を中心に進めることをお勧めします。

意思決定の際には、実務担当者の意見を尊重してくださいね。