個別相談で製品を紹介しなかった理由
勤怠管理システムの個別相談の結果、個別の製品紹介をしなかった理由をお伝えします。
個別相談をお受けいただくお客様の期待値として、自社に合う製品の選定や紹介があげられますが、
相談の結果、3件に1件は個別の製品を紹介すべきではないと判断するケースがあります。
その理由は、以下となります。
- システム化の効果が期待できない
- システム導入のタイミングではない
- 製品を入れ替えないほうがよい
システム化の効果が期待できない
勤怠管理システムの導入にはメーカーに支払うコストの他、
初期設定や社内の調整、運用時の操作などの工数(作業コスト)がかかります。
期待できる効果に見合うコストでない場合は、システム化をしないほうが良いと判断できます。
(管理面で問題がない場合)
システム導入のタイミングでない
勤怠管理システムは給与計算システムの設定に合わせて初期設定を行います。
勤怠と給与を同時にシステム化しようとする場合、給与計算が先になります。
また、管理方法に問題がある場合、システム化すると余計な作業が増え業務が悪化します。
適正な管理に修正した後にシステム導入をお勧めします。
製品を入れ替えないほうがよい
利用している製品自体に問題がある場合は入替をお勧めしますが、
製品ではなく設定内容に問題がある場合があります。
このケースでは製品入替ではなく設定内容を見直すことをお勧めしています。
現場の従業員は、良くも悪くも今の製品に慣れている為、
入替による混乱を考慮に入れ検討する必要があります。
個別相談ではお客様が必要とする情報をお伝えしています。
そして、3件に2件は製品紹介のご希望にそって、製品を紹介しています。
今回は、システム化を冷静に判断する必要があると考えられるケースをお伝えしました。
このようなことを書いている私ですが、
メーカーの営業担当だった頃は、お構いなしに製品導入をお勧めしていました・・・
当時のポジショントークとしてご了承ください。