柔軟性と効率性のバランス
勤怠管理はなるべく従業員への負担を減らすべく、柔軟な対応が求められます。
それと同時に、業務を効率化することも必要です。
柔軟な対応を突き詰めていくと、業務効率が悪化していきますし、
業務効率を高めていくと定型的な対応が増え、従業員の不満が高まります。
メーカーの視点では、業務の効率化を重視したアドバイスが多くなりますし、
従業員に適した業務を突き詰めていくと、各部門で管理方法を変えるなど、
煩雑になりがちです。
では、具体的にどうしていくのが現実的か?
勤怠管理システムを導入するタイミングでは、
業務効率化の比重を高め要件定義や設定を行い、利用を開始します。
運用を進めていくと、設定内容と現場業務とのギャップが出てくると思います。
現場での利用に支障をきたす部分を調整していきます。
このような考え方で勤怠の締めを2~3回を行うと業務の効率化を前提とした
現場で運用可能なシステムになっていきます。
勤怠管理システムは要件定義、初期設定に加え、利用を開始した後の調整が
できるかどうかがポイントです。
運用を開始することをゴールにするのではなく、業務の効率化を前提として、
現場で負担なく使える設定を見つけることを目指してくださいね。