勤怠管理におけるヒューマンエラー
勤怠管理システムの検討、導入の場面で
- この複雑なルールが理解できる人はすごい
- ミスなく運用していることがすごすぎる
- この業務を引き継ぐのは難しいのでは
と思うことがあります。
勤怠管理のルールは複雑になればなるほど、ヒューマンエラーのリスクが大きくなります。
ルールを決めた人が運用するには問題が発生することは少ないと考えられますが、
その業務を引き継いだ人が運用し始めると、複雑なルールを理解できず、
ミスが起こる可能性が高いです。
複雑なルールを勤怠管理システムに反映させることも可能ですが、
使う機能(申請)や運用方法(○○の場合は××の操作)が複雑になります。
担当者の変更があった場合、
- なぜこの機能があるのか?
- この項目は何を表しているのか?
- このケースではどのような操作が必要か?
など運用が困難になる可能性が高くなります。
勤怠管理の業務プロセスは、なかなか変える事は難しいと思いますが、
どこかのタイミングで運用ルールをシンプルに見直すことができれば、
勤怠管理の負荷は軽減しリスクは低減します。
勤怠管理システムの導入検討は良いタイミングになると思いますので、
現状のルールをそのままシステムに反映させるのではなく、
業務プロセス、運用ルールの見直しから取り組んでみたらいかがでしょうか。
複雑な運用に隠された課題も、シンプルな業務プロセス、運用ルールであれば、
見えやすくなると考えられます。
そのヒューマンエラー、担当者の問題ではなく、ルールに無理はありませんか?