勤怠管理システムの信憑性
勤怠管理システムに、従業員の労働時間をリアルタイムで把握できること
を期待されるケースは多いと思います。
今回は勤怠管理システムの信憑性を高める2つのポイントをお伝えします。
- 初期設定の正確性
- 従業員の協力
初期設定の正確性は言うまでもなく、
インプットに対してアウトプットが期待通りであることが必要不可欠です。
打刻に対して労働時間の集計結果が正確でないと信憑性は担保できません。
見落としがちなのが、従業員の協力です。
日々、打刻をしてもらい、打刻忘れや休暇などの申請書は遅滞なく処理
(申請承認)してもらう必要があります。
勤怠管理システムは、ほぼリアルタイムで労働時間の集計をしていますが、
集計の元となる打刻時刻が抜けていると、その日の集計ができません。
遅滞なく日次の勤怠が確定されれば、労働時間累計は正確な値となりますが、
そうでなければ実際よりも少ない値が計上されます。
(なんらかの欠損がある日はカウントされない為)
労働時間累計は残業超過などの閾値となる為、36協定などのアラートにも影響します。
従業員の中には「労働時間は給与計算に必要なだけ」だととらえ、
月末までにシステムの帳尻を合わせればいいと考えている人もいるかもしれません。
勤怠管理システムの信憑性を高めるためには、従業員の協力が必要不可欠です。
その為には従業員説明会なども必要になるかもしれません。
勤怠管理システムから出力されるデータを活用するには
従業員の協力が得られるかどうかがポイントです。
その為にも、初期設定の正確性は必要ですよ。


