消極的な利用と積極的な取り組み
タイムレコーダーは使えているけれど、勤怠管理システムはうまくいかなかった。
このような話は非常に多く聞きますので、その原因と対策を考察してみたいと思います。
タイムレコーダーと勤怠管理システムでは目的が異なります。
タイムレコーダー → 時刻の記録
勤怠管理システム → 業務の効率化(改善)
タイムレコーダーへの期待値は「正確な時刻の記録」になりますが、勤怠管理システムへの期待値を一概に定義するのは困難です。
業務の効率化(改善)は、その会社の状況により取れる対策が違う為、勤怠管理システムへの期待値は各社で異なります。
タイムレコーダーは打刻さえすれば正確な時刻が記録される為、消極的な利用でも期待値どおりの結果が得られます。
勤怠管理システムで業務を効率化(改善)するには、改善すべき課題の定義やその対策方法の検討が不可欠な為、積極的な取り組みが必要となります。
勤怠管理システムを利用することで、勤怠管理の業務は改善、効率化します。
但し、その結果を得るためには、課題の整理や業務プロセスの見直しなど、積極的な取り組みが必要です。
このポイントを見落とすと、勤怠管理システムの導入はうまくいきませんよ。