システムのデータ連携について
セミナーや相談で、勤怠管理システムと他のシステムとのデータ連携について、
よく質問をお受けしますので、まとめてポイントをお伝えしたいと思います。
よくある質問
- 給与計算システムとの連携性について
- 人事データの連携性について
- API連携について
システム間の流れと[情報]の内容は以下になります。
人事 → [社員情報] → 勤怠 → [勤怠情報] → 給与
- 給与計算システムとの連携性について
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給与計算システムに依存しない
勤怠管理システムは、既に動作している給与計算システムに合わせた
勤怠情報を生成できるようになっています。給与計算システムで取り込めるCSVファイルのフォーマットを
勤怠管理システム側で生成できます。その為、既存の給与計算システムを意識することなく、
勤怠管理システムを選定頂いて問題ありません。
- 人事データの連携性について
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社員情報は必要最小限である
勤怠管理システムで必要とする人事情報は、
社員名、社員番号、入社年月日、メール(アラート利用)となり、
必要最小限にとどめるのが一般的です。組織や役職の情報は、勤怠管理特有の権限が生じる為、
勤怠管理システムで独自に定義する必要があります。その為、人事管理システムから連携できるデータは限られ、
システム間でデータ連携をする必要性が低くなります。
- API連携について
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API連携は必ずしも必要としない
複数店舗で販売される商品の在庫は重複した引当ができな
いようにする必要があります。在庫管理と販売管理のデータはリアルタイムで連携する
必要があり、APIなどでシステム間連携が必須となります。勤怠管理システムと連携するデータは社員情報や勤怠情報
であり、1分1秒を争うものではありません。
社員の入社時や毎月〆後に1回連携できれば良いものです。その為、API連携でなくともCSV連携等で十分目的を果たす
ことができます。
以上のことから、勤怠管理システムを選ぶとき、
他のシステムとのデータ連携はあまり気にする必要はありません。
現状の勤怠管理システムは、独立性が高いシステムです。