優秀な人とプロジェクトチーム
勤怠管理システムの導入では、非常に優秀な人が主導し、製品選定や要件定義を
推進することが多くあります。
できる人は多忙な為、方向性やポイントが決まった段階でプロジェクトから離脱し、
別の仕事に注力することがあるかと思います。
じつはこのパターン、後々トラブル可能性が高いです。
勤怠管理システムの導入プロジェクトが役割を終えるのは、運用が安定したタイミングです。
製品選定や要件定義はプロジェクトの初期段階です。
運用が開始されたタイミングでは工程の半ばです。
システムの運用を開始すると、設定内容と実運用のギャップが顕在化します。
初期設定では、理想の状態を想定した内容になる場合が多く、現場で運用できるも
のとは異なってしまう為です。
運用開始後、何回かの締め処理を行う(1か月の流れが完結させる)過程で、
ギャップを埋めていく必要があります。
この段階になると全従業員が関係者となり、様々な意見が出てきますので、
調整力などのスキルが求められます。
現場からの指摘がなくなるタイミングが安定稼働の証となり、
勤怠管理システムの導入が完了します。
勤怠管理システムの導入プロジェクトを引き継ぐ場合、
そのタイミングを見誤らないようにしてくださいね。