お客様が使う言葉とその解釈
勤怠管理システムの検討時に、お客様が、たまに使う言葉で解釈が異なるケースをお伝えします。
(前回はメーカーが使う言葉と解釈について書きました)
お客様からこんな言葉がでたら、ちょっと注意して聞いてみたほうが良いという例になります。
- 特別なことはしていません
- 複雑な管理が必要です
- とりあえずこの設定で
特別なことはしていません → 業務要件を要確認
自社の運用が特別なことを分かっていない場合があります。
そのままの意味でとらえ製品を契約してしまうと、後々、対応できない場合も考えられます。
特別な事をしていない = 業務プロセスは要確認です。
複雑な管理が必要です → 標準機能で十分かも
前例とは違い、お客様が自社の管理を理解しており、手作業で行うと複雑な管理が必要に
なっている場合が想定できます。
お客様の「複雑な管理」は「面倒な作業」の可能性がありますので、システムでは
シンプルな運用が可能な場合もあります。
とりあえずこの設定で → 後々設定変更が必要
要件定義において業務プロセスを明確にするには社内の調整が必要になります。
その調整が面倒であったり、時間がかかることが想定される場合には「とりあえず」と
いう言葉が前置きされますが、後々設定の変更が必要になるケースが一定数あります。
後々の設定変更を見越して対応するか、時間をかけてでも要件を明確にするか、
どちらかの想定を持っておく必要があります。
勤怠管理システムの導入では、いろいろな事が起こります。それを少しでも予測して、
一歩先を想定することできると、平和にプロジェクトを進めることができると思います。
お客様を信用してないわけではありませんので、勘違いなさらないように、お願い致します!