開発手法と勤怠管理システムの初期設定

クラウドで提供される勤怠管理システムでは、

ユーザー側で初期設定を行う自社設定タイプ

メーカー側で初期設定を行うメーカー設定タイプ

があります。

 

ソフトウェアの開発手法にあてはめて考えますと、

メーカー設定タイプでは、ウォーターフォール型を採用して初期設定を行っているケースがほとんどです。

自社設定タイプでは、結果的にアジャイル型になっているように思います。

 

ウォーターフォール型

要件定義→設計→製造→テスト→運用

など作業が分割されていて、その工程ごとに進めていく手法です。

初期設定を計画的に進めることができ、ミスや不具合が発生しにくいといったメリットがありますので、メーカーとして採用しやすいものだと思います。

 

アジャイル型

打刻→申請書→休暇管理→給与システムとの連携

など、業務要件の高い内容を優先し設定していく手法です。

短期間で打刻が開始できるため、自社で設定するには採用のしやすい方法ですが、業務を効率化するためには、初期設定を継続的に行う必要があります。

 

私が見てきた限りでは、自社設定でウォーターフォール型を採用している会社はほとんどなく、アジャイル型で進められています。

ただし、理想形にたどり着く前に、運用が固定化されてしまうことも多くありました。

 

今回は、メーカー設定と自社設定の違いを、ソフトウェアの開発手法に置き換えてお伝えしました。

どちらの手法が良いかは、各社の状況やご担当者によって異なると思いますが、参考になればと思います。

 

※ソフトウェアの開発手法の解釈が間違っていることがあるかと思いますがご了承ください。