勤怠管理のシステム化で目指すべきゴールは?
勤怠管理のシステム化プロジェクトでは、
初期設定の完了(正確な労働時間が集計できるようになる)を
ゴールにしていないでしょうか。
初期設定を実施していると、その負荷が予想以上に大きく、
設定の完了が非常に遠くに見えてしまいます。
その結果、運用を開始できることが、目標になってしまう場合があります。
勤怠管理のシステム化で目指すべきゴールは、
システムの運用を継続していき、業務が効率化することです。
特に、人事部長などの権限者の認識が間違ってしまっていることが散見されます。
「システム導入に手間取っているから、ちょっと手伝ってよ」
といった指示がいい例となります。
この場合、行きつく先はシステムが動いているだけの状態で、
システムを活用していく、業務が効率化されていくとは程遠い状態になります。
結果的にシステムを介した業務分担は実施されず、人事担当者が業務を抱え込み、
システムを利用した属人化が進むことになります。
勤怠管理システムは運用の開始がスタートです。
運用を継続していくなかで、状況に合わせた設定の変更や、アラートの内容を
見直しなどにより、システムを活用できるレベルが上がってきます。
その結果、業務は適正化され、効率化されます。
勤怠管理システムの導入を指示する方は、この時間軸を見誤らないようにしてくださいね。