今回は、「ソフトウェアの開発思想」です。

もう10年以上前に出会ったエンジニアが、「良いプログラムには思想がある」と言っていました。非常に深い言葉で、今でも心に残っています。

当時はピンときていませんでしたが、月日が経ち、いろいろなシステムに出会うと、ただただ必要な機能を組み込んだシステムと、開発者の思いが明確に伝わってくるシステムとは、明確な違いがあることに気がつきました。

勤怠管理システムを紹介する上でも、製品の機能よりも、その製品の開発思想を最初にお伝えし、その開発思想に共感を得られた方に使っていただく事が、重要だと思っています。

開発思想に沿った使い方であれば、ほぼパーフェクトなシステムになりますが、思想から外れたことを求めると、使えない(使いづらい)システムになってしまいます。

勤怠管理システムの例にとりますと、

「労務管理は面倒なので、誰でも簡単に利用してほしい」

といった思想で開発されたものを以下のお客様に提案する場合、その差は如実に現れます。

1.労務管理の効率化を目的として、管理側と現場側の両方に負荷のかからないシステムを希望 → ◎

2.労務管理における不正防止する為、徹底した管理ができるシステムを希望 → △

3.労務管理はもとより、工数管理や経費精算なども行えるシステムを希望 → ×

日々の商談でも、「このシステムはお客様に合わないと思います」といったことを明確に伝えるケースはたまにあります。(お時間をいただく前に確認をする場合も多いですが・・・)

製品やサービスの提案を受ける機会がありましたら、「開発思想」を確認してみると、その製品やサービスの本質がみえてきて、選定が簡単になるかもしれませんよ。